2025年9月30日火曜日

2隻+陸上同時観測@勢水丸

 初めまして!B4の中尾です。

6月25日(水)~7月8日(火)にかけて行われた、科研費学術変革領域研究「ハビタブル日本」による三重大学「勢水丸」での観測に本田先生、中尾、坂本(岳)で参加してきました。

この観測では、黒潮続流の異常北偏による三陸沖への影響と水温前線が大気に与える影響を調査するために、2週間にわたり、ラジオゾンデ観測、XCTD観測、バケツ採水...などなど様々な観測を行いました。

6月25日の朝に三重県の松阪港を出航し、熱帯低気圧や黒潮の影響を受けてずっと揺れている中、船の揺れを楽しんだり、船酔いにやられたりしながら三陸沖まで移動しました。
そして、6月27日(金)16時30分から62時間にわたる1時間おきの集中観測が始まりました。

ラジオゾンデ観測
船から身を乗り出してXCTD観測

私は、11時~23時の間に観測と毎日行われる観測結果共有に向けて、データ解析を行いました。

初めは、観測をして次の観測との合間に解析をやって...とかなり大変でしたが、慣れてくると星空を見にいったり、たまに現れるイルカの群れを見たりと楽しく過ごすことができました。





集中観測が終わった後は寄港地の宮城県の塩釜で観光したり温泉に入ったりと疲れを癒し、その後は、バイオロギング観測のために水温が異なる場所にウミガメを放流しながら松阪港に帰りました。

勢水丸を背景に記念撮影
ウミガメを放流する準備








この観測の中で、他大学の先輩や同級生と交流することができたり、大気と海の変化を肌で感じることができたりと、とても貴重な体験をすることができました。

現在、観測結果の解析を進めているので、良い成果が出せるようにこれからも頑張っていきます。

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 初めまして!B4の中尾です。 6月25日(水)~7月8日(火)にかけて行われた、科研費学術変革領域研究「ハビタブル日本」による三重大学「勢水丸」での観測に本田先生、中尾、坂本(岳)で参加してきました。 この観測では、黒潮続流の異常北偏による三陸沖への影響と水温前線が大気に与える...