2023年2月15日水曜日

日本海大気海洋観測

 こんにちは!B4の阿部です

1月19日~31日に日本海大気海洋観測に参加しました。

水産大学校の練習船「耕洋丸」に乗船して、ラジオゾンデ観測とXCTD観測を行いました。

耕洋丸 船の中は広くて最初はよく迷子になっていました(笑)

この観測は、日本に大雪をもたらすJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の観測を目的として実施されました。ちょうど大寒波がやって来た24日から25日にかけてJPCZを捉えることができ、1時間ごとの集中観測をしました。

JPCZの中では海が大荒れで、船もかなり揺れました。最大40°も傾いたそうです。船酔いと格闘しながらの観測で、ほんとうにつらかったです(泣)

洋上では風も強く、風向もころころ変わるため、ゾンデを放す瞬間はいつも緊張しました。最初はタイミングを間違えて水没させてしまったこともありましたが、観測を終えるころにはプロになっていました(笑)

JPCZの観測後も日本海の観測を続け、27日に津軽海峡を通過しました。太平洋側は天気も良く波も穏やかで気持ちよかったです。入港前日は浦安沖に停泊していましたが、夜にはディズニーリゾートの明かりやスカイツリーなどが見えてきれいでした。

この観測を通して、自分の手でデータを取るという貴重な体験ができました。また、観測に協力してくださった耕洋丸の船員さんや水産大の学生の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。


最後の放球時の写真 観測メンバー、船員さん、学生さんと一緒に

浦賀沖から 天気が良くて気持ちよかったです

2隻+陸上同時観測@勢水丸

 初めまして!B4の中尾です。 6月25日(水)~7月8日(火)にかけて行われた、科研費学術変革領域研究「ハビタブル日本」による三重大学「勢水丸」での観測に本田先生、中尾、坂本(岳)で参加してきました。 この観測では、黒潮続流の異常北偏による三陸沖への影響と水温前線が大気に与える...